呼びかけ人メッセージ

セバスチャン・プフルークバイル博士(ドイツ放射線防御協会会長)
 私は下地准教授と大阪で知り合いになりました。彼は非常に思慮深い人間であるとの印象を受けました。私たちは福島周辺の汚染された廃棄物を焼却することについて共に憂慮しています。放射性物質の一部は煙突を通って大気中に排出され、一部は灰となって海に投棄されます。それによって焼却施設の作業員だけではなく、周辺住民の健康も直接的に影響を受けるでしょう。排出された放射性物質が海の食物連鎖に組み込まれないとは、誰も言い切れません。私は、下地准教授がこの複雑な問題について非常に詳しく解説してくれるのを聞いて感銘を受けました。彼との会話で、私も多くを学びました。私は、大阪市の当局が、当地の瓦礫反対運動の人々を犯罪者扱いすることに警告を発します。大阪で私が見た彼らのデモは限りなく平和的であり、小さな子どもを持つ家族にとって瓦礫は十分心配の種なのです。

 日本もドイツと同じように、新たな道を行くべきなのです。それによって、ふたつの国が協力関係を築くという素晴らしい可能性が開かれるのです。私は、日本とドイツの政権担当者たちが賢明であり、国民とともに新たな道を開拓していくことを望みます。クリスマスは、下地准教授と他の人々を釈放する良いきっかけではないでしょうか。そして、他の解決されていない問題も、解決されることでしょう。下地准教授および他の勾留されている皆さんと、彼らの友人、ご家族のみなさんに敬服の念を表したいと思います。そして彼らの今後がどのようになるか、注意深く見守ります。

セバスチャン・プフルークバイル

 

Ich habe Professor Shimoij in Osaka kennengelernt. Er machte auf mich einen sehr besonnenen Eindruck. Wir teilen die Sorge um die Auswirkungen der Verbrennung von kontaminiertem Müll aus der Fukushimaregion. Ein Teil der Radioaktivität wird über den Schornstein in die Umwelt gelangen, der andere Teil über die Asche ins Meer. Dabei werden sowohl die Arbeiter der Müllverbrennungsanlage als auch die Anwohner im weiteren Umfeld unmittelbar gefährdet. Niemand kann garantieren, daß die freigesetzten Radionuklide nicht auch in die Nahrungskreisläufe im Meer gelangen. Ich war sehr beeindruckt, wie detailliert sich Prof. Shimonij mit dieser komplizierten Materie vertraut gemacht hat und habe in unserem Gespräch viel gelernt.
Ich appelliere an die verantwortlichen Behörden in Osaka, den Protest gegen die Müllverbrennung nicht zu kriminalisieren. Die jungen Familien mit ihren kleinen Kindern, die ich bei durchweg friedlichen Demonstrationen in Osaka beobachtet habe, haben gute Gründe, besorgt zu sein.
Japan muß ebenso wie Deutschland nach Fukushima neue Wege beschreiten – das eröffnet ausgezeichnete Möglichkeiten der Zusammenarbeit zwischen unseren Ländern. Ich hoffe auf die Weisheit der Regierenden in Japan und Deutschland, mit der Bevölkerung gemeinsam diese neuen Wege zu erschließen. Weihnachten wäre eine gute Gelegenheit, Professor Shimonij und die anderen verhafteten Demonstranten freizulassen. Alle noch nicht geklärten Fragen können dann ebenso geklärt werden. Ich grüße Professor Shimonij und seine Freunde und die Familien der Verhafteten und werde sehr aufmerksam verfolgen, was mit ihnen geschieht.

Sebastian Pflugbeil

 

ヘレン・カルディコット博士からの声明文
下地教授は、学生や次世代の人々を気遣う、勇敢で道徳心のある人物です。大阪あるいは日本のその他の地域において、苦しみ、病、死といった福島の遺産を増やすことからも、下地教授の追求する放射能汚染瓦礫焼却停止を、私達がサポートすることは必須です。
ヘレン・カルディコット
 
Statement from Dr. Helen Caldicott in support of Professor Shimoji  
Professor Shimoji is a brave and moral man who is worried about his students and future generations. It is imperative that he be supported in his quest to halt incineration of radioactive waste in Osaka and elsewhere in Japan as this will add to the misery, sickness and deaths that will be the Fukushima legacy.  
Helen Caldicott
 

岡真理(京都大学人間・環境学研究科教授)
「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。
社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。
彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。
彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。
そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。

反ナチのマルティン・ニーメラー牧師の「彼らが最初、共産主義者を攻撃したとき」と
いう有名な詩です。
今、あらためてこの詩を想起せずにいられません。

彼らが最初、オウム信者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、
私はオウムではなかったから、
彼らが外登証不保持を理由に外国人を逮捕したとき、私は声をあげなかった、
私は外国人ではなかったから、
彼らが北朝鮮へ行く者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、
私は朝鮮人ではなかったから、
彼らが釜の労働者を不当逮捕したとき、私は声をあげなかった、
私は釜の労働者ではなかったから…

「非・国民」は、これまでずっとずっと不当逮捕されてきました。
しかし、自らを「健全な国民」と見なす者たちは、それを自分の問題とは考えませんで
した。でも、これらの者たちの身にずっと起きていたこと、それは、私たちの社会の問
題であり、国民自身の問題に他なりません。「国民」の身にそれが及んで私たちが事態
の異常さに気づいたとき、それでは、もう遅すぎるのかもしれない、でも、今、食い止
めなければ、ニーメラーの詩の最後の一節が、この社会の姿となるでしょう。

私が不当逮捕されたとき、
私のために声を上げる者は誰ひとり残っていなかった」

早尾貴紀(東京経済大教員)
「これは瓦礫問題だけでなく原発再稼働に向けた政治弾圧。
 そして人間の尊厳と自由が、人権が賭けられた闘いです。
 屈するわけにはいきません。」


太田昌国(現代企画室編集者・評論家)
「辛うじて残っていた〈一線〉を超える行為と言動が、〈相手側〉に
 目立つ日々です。私たちにも、心して、新しい言葉と行為が必要だ
 と痛感します。」

池田浩士(京都大学名誉教授・京都精華大学客員教授)
「原発事故後の京都「大文字」送り火に被災地の焚き木を
 使うという計画が持ち上がったとき、被災地への連帯の
 気持ちにもかかわらず、私はその計画に反対でした。
 「絆」とか「思いやり」とか「苦しみを分かち合う」とか
 いうお涙ちょうだいの美辞麗句で原発・軍事資本とその
 御用政府の責任を隠蔽させてはならない――これは基本中
 の基本だと考えますので、下地さんたちの実践に私も
 連帯したいと思います。」

鵜飼哲(一橋大学教員)
「これほどの暴挙を見過ごすことはできません。下地真樹さんと彼の友人たちの即時釈放を要求します。友たちの声の圧倒的な結集を!」

中村和雄(弁護士)
「脱原発を求める市民の声は、警察による違法不当な逮捕攻撃によってさらに燃
え上がっています。更なる運動の輪を築いていきましょう」

 

崎山政毅(立命館大学教授)
「本当のことを知りたい、自分の大切なひとたちのために何かをしたい、とあの
「3月11日」以降に思ってきました。そのような思いを抱えているのはわたし一人ではないはずです。下地さんは、さまざまなメディアをつうじて、そうしたわたし(たち)の求めに一所懸命に応えてくださった、誠実な学者です。彼とともに逮捕された人びとも、当たり前の気持ちを当たり前に実行に移した、わたしたちと同じ市民です。わたしは、彼らがこじつけとしか思えない不当な罪状で逮捕されたことに、心底驚いています。原発の危険性を伝えることの何が罪に当たるというのでしょう。大阪府警は即時、下地さんたちの不当な逮捕を認め、拘留をやめるべきです。」

 

ビー・カミムーラ(ナブルス通信編集部)
「天満署前での講義をした下地さんはすごかった。表情を消してくだらない「警備」をする警官たちに、人間として心から呼びかけていた。それは本当は心をゆさぶるものだったに違いない。私はけして諦めず、働きかけていく下地さんの姿に大きなものを教わった。その人やその仲間がありえない形で閉じ込められていることに大きな怒りを覚える。このような人たちを閉じ込めていて普通になる社会は恐ろしい。私は声をあげていきたい」

吾郷健二(西南学院大学名誉教授)
「今年の市民運動への弾圧は異常ともいえるもので、政治的動向とも併せて、2012年は、日本の1931年、ドイツの1933年になるのではないかと案じています。そうならせないためには、市民が下地さんを守って、徹底的に戦う以外にありません。」

 

藤原寿和(放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネット)
「下地さんとは神戸に講演で伺った時にお会いしてますが、今回の逮捕はひどいですね。この頃の大阪における官憲の介入による逮捕は露骨な運動つぶし以外の何物でもないですね。今回の選挙で自民が圧勝するのでしょうから、そうなると今後東京の官邸前抗議行動でも運動つぶしが始まるのではないかと危惧してます。
というわけで、賛同者になりますのでよろしくお願いします。」