下地真樹准教授への免職他の処分を

行わないよう求める嘆願書

阪南大学長  辰巳 浅嗣 様

 

 ご承知のとおり、貴大学経済学部の下地真樹准教授が、129日に逮捕されました。私たちはこの逮捕が、形式上も、その内容からも、非常に不当なものであると考えております。この件に関連して、下地准教授に免職他の処分を科されないよう、心よりお願い申し上げます。

 

逮捕の経緯は次のようなものです。

1017日、大阪市の震災がれき試験焼却に反対する市民有志(下地准教授含む)は、午後3 、大阪駅・東北角の歩道上に集まり、大阪市役所にむけて三々五々歩いて移動しました。その際に、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けており、この行為を根拠に逮捕されたようです。逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。

しかし、「駅構内を通り抜けた」行為が行われたのは2か月近くも前のことであり、今になって逮捕するというのは非常に不自然です。意図的な市民活動への弾圧であると考えざるを得ません。

 

下地准教授は、小さな子どもを持つお母さんたち、とりわけ福島・東北・関東から関西に避難移住して来られた人たちの不安な気持ちに寄り添い、放射能汚染の拡散を阻止するために活動をされてきました。福島原発事故は、膨大な人々の心身の健康と財産に被害を及ぼしました。適切な安全対策を行わず原発の運転を強行し続けた国と電力会社・原発メーカーなどの責任こそが問われなければならないはずです。ところが、これら放射能を拡散させた国や企業の刑事責任は一切問われないままに、今回のように、放射能汚染の拡散に反対して声を上げることが刑事弾圧の対象にされているのです。

 

逮捕や起訴は有罪ではなく、本件については逮捕そのものが不当であることをご理解いただき下地准教授に対し免職他の処分を科されないよう、心よりお願い申し上げます。

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12月20日現在 嘆願書賛同者 96名

12月14日 第一次嘆願書を提出予定のご報告

<嘆願書提出のご報告>

1214日、下地さんの御連れ合いの蕭さんと共に学長の辰巳浅嗣先生(法学)と、副学長の神澤正典先生(経済学)に面会し、嘆願書を直接お手渡しすることが出来ました。嘆願書の連名者が、数日で集めたにしては多く、大学関係者が多かったためか辰巳学長も驚かれた様子でした。

嘆願書の文面や連名者リストにしっかり目を通された後、
「今回の件については事実を慎重に検討している最中」
「大学の顧問弁護士も、下地先生の担当の弁護士に連絡して状況把握に努めている」「すぐにはご返答できないが、しっかり受け取らせて頂く」
とのお返事を頂きました。
 こちからは署名も集めていること、嘆願書についてもこれから連名を募っていくので、また年明けに第二次集約として提出させて頂きい旨、お伝えし大学を辞しました。

 以上、簡単ではありますがご報告させて頂きます。
 今後とも宜しくお力添え頂けますよう、お願い申し上げます。

 

「放射能拡散に反対する市民を支援する会」

事務局 長谷川